【QTUM】Patrick Dai氏へのインタビュー【翻訳】

2018-05-15

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こんにちは。
先日QTUM共同設立者Patrick Dai氏へのインタビュー記事がBlock Mediaに公開されました。

翻訳の元記事はこちら。
Block Media Interview with Patrick Dai:Reddit

【韓国語版】
https://www.blockmedia.co.kr/news/article_view/?gCode=AB100&idx=1306

大変いい内容でしたので、本日はインタビューを全訳したいと思います。
(一部わたしが補足をしています。また、見出しはわたしが独自につけています。)

 

Patrick Dai氏へのインタビュー

 

先日Qtumの共同設立者兼CEOのPatrick Daiはソウル大学の金文洙(キム・ムンス)教授とインタビューを行いました。
本記事は、Google翻訳と技術イディオムを使って、英語版Block Mediaに掲載されています。(翻訳者Jackson)

前書き

Qtumはビットコインセキュリティとイーサネットスケーラビリティを備えたハイブリッドテクノロジーを実装しており、「ブロックチェーン3.0」の通貨と呼ばれています。 Qtumは価格が高騰した暗号通貨の1つであり、2016年にリリースしてから6ヶ月のうちに15倍上昇した通貨としても注目を集めています。

先日Qtumの共同設立者兼CEOであるPatrick Dai氏が韓国を訪れました。ブロックメディアは、aSSIST(ソウル国立大学)でデジタル戦略計画MBAの教授を務めている金文洙(キム・ムンス)教授の特別招待によって、Qtumの代表Patrick Dai氏との間でインタビューを行いました。

QTUMの開発状況と技術仕様

金文洙(以下、金):こんにちは、私は、Becryptoの創設者である金文洙(キム・ムンス)です。私はaSSIST(ソウル国立大学理工学研究科)の教授であり、デジタル戦略計画MBAのディレクター、暗号経済学研究のディレクターです。ブロックチェーンやAI(人工知能)技術を教えています。
本日はBlock Mediaとのインタビューにお越しいただき、ありがとうございます。早速ですが、今年のQtumのビジネスについて教えてください。

Patrick Dai(以下、Patrick):昨年は暗号通貨市場が高騰しました。今年、Qtumは技術的な問題解決と開発に引き続き取り組んでいます。 Qtumの開発として主に3つのことが行われています。
まず、Qtumの新しい仮想マシンが今から2ヶ月後に構築される予定です。本アップデートによって開発者がスマートコントラクトを使用してプログラムを行うことが容易になります。
もう1つはQtumの法人バージョン構築で、これによって高速なブロックチェーニング(TPS)とトランザクションの提供が可能になります。これはもちろん金融業界や他業種でも利用することができます。
最後に、Qtumは2つのスケーリングソリューションを構築しています。Qtumにはまだ多くのデータを処理するのに十分なスケーラビリティがないため、現在開発を行っているところです。

:イーサリアム(ETH)やEOSと比較してブロックチェーン業界でのQtumの強みは何ですか?

Patrick: Qtumは本当に若いプロジェクトです。世界中から多くの注目を集めている点でQtumと他のプロジェクトとは区別されます。
Qtumは、長期的な価値を保証するためのプロジェクトに取り組んでいます。他のプロジェクトと競合しようとしているわけではありません。ブロックチェーン業界は草創期にあるため、多くのプロジェクトが類似していますが、システム構成の方向が少しずつ異なります。
しかし、現在のところ、どのプロジェクトが長期的に正しいのかを知ることは困難です。例えば、スマートコントラクトの実装は通常Proof of Work(PoW)に基づいていますが、Qtumは、Bitcoinとイーサリアムのテクノロジーを使用してProof of Stake(PoS)で開発しています。PoSを用いることによって、ブロックチェーンソリューションを構築し、TPS(トランザクションあたりのトランザクション)を高速化するのに役立つためです。

:Qtumのブロックチェーンシステムの詳細を教えてください。

Patrick:効率性を求めるとき、場合によっては公平性を放棄しなければならない場合があります。Qtumの場合は、レイヤー1にPoSシステムを適用し、自由に利用できるようにしました。しかし、Byzantine Fault Tolerance(BFT)やPractual Byzantine Fault Tolerance(PBFT)のような他のシステムもあります。これらは分散的な観点から高い障壁を設定しているようなものです。
一例として、BitcoinはP2Pネットワークを放棄し、高速TPSを満たすための公平性を放棄しています。一方、Qtumは、ライトニングネットワークやステートチャネルなどの技術を使って、P2Pネットワークを1つのネットワーク(レイヤー1とレイヤー2)で使用可能にする方法を採用しました。最も重要なのは、レイヤー1は変化させずに、レイヤー2を変化させているということです。
また、QtumはEthereum Virtual Machine(EVM)も提供しており、新しい仮想レイヤーも提供しています。 Qtumは多くのプロジェクトに仮想マシンを提供しているので、多くの人が望むものを手に入れることができます。
特に、QtumはイーサリアムのEVMを使用しているため、技術面で大きな違いはありません。これは新しい技術を最初から開発するのではなく、既存の有用なシステムに基づいたプラットフォームを開発するという私流のソフトウェア業界におけるアプローチです。
ブロックチェーン業界ではセキュリティは重要な問題です。この点については、Qtumは他のEVMプロジェクトとは異なって(より堅牢な構造になって)います。

 

QTUMの発展のために

:技術的な障壁を超えてQtumビジネスを発展させるためには、多くのDAPPs(分散アプリケーション)を確保することが重要です。

Patrick:Qtumのプラットフォームとテクノロジーを周知させることが重要だと思います。ですから私たちはQtumの強みと技術を向上させて、国際的なミーティングや会議を通じてQtum開発者の輪を広げようと努めています。
韓国に来る前はシンガポールの大学で2日間の講座を行いました。特に、開発者のためのガイドラインを提供し、Qtumのビジョンを伝えたいと考えています。
サードパーティの開発者がQtumベースのDAPPsを簡単に構築できるようにすることが重要だと思います。また、大企業がQtumサービスソリューションを提供できるようにすることも同様に重要です。

来たるべきトークン経済について

:トークン経済を設計する際に最も重要なことは何ですか?

Patrick:多くの企業がブロックチェーン業界に参入していない理由は、トークン経済の未来が不透明なためです。政府による規制についての不確実性というのもあります。既存の事業の場合、法律はすでに施行されているため、何が起こるかを正確に予測することができます。
しかし、ブロックチェーン事業ではまだ多くの不確実性が残っています。トークン経済の本質には、多くの参加者にインセンティブを受け取れるように生態系を整理させることがあります。
結局のところ、ブロックチェーンビジネスの将来は規制に影響を受けます。ビジネスが成長するにつれて、規制の失敗などの問題が発生する可能性があります。ユーティリティトークンやセキュリティトークンなど、トークンの種類は本当に多様であるため、積極的に規制を行っている方がいればぜひ話し合いを深めてください。
私は現状で多くの規制をすることには問題があると信じていますが、最終的には、トークン経済は非常に効率的な経済生態系の構築に貢献するでしょう。
将来的にはトークン経済の発展に関してどなたかがノーベル賞を受賞すると思います。

オフチェーンソリューションについて

:Qtumのオフチェーン事業についても教えてください。

Patrick:Bitcoin、Ethereum、Qtumなど、多くのトランザクションはブロックチェーン上で発生しています。ブロックチェーンは、多くの人が利用できるオープンソースシステムです。 Bitcoinは1日あたり30万トランザクションを処理できますし、Qtumは300万トランザクションを処理できます。ブロックチェーンシステムはグローバルコンピューターとして動作するため、トランザクション処理量にはすべて限界があります。
Qtumの開発をオン・チェーンからオフ・チェーンに移行することは、限界のあるトランザクション量とスケーラビリティの問題を解決するものです。オフ・チェーンにおけるスケーラビリティ問題解決の例には、ライトニングネットワーク、ステートチャネルおよびプラズマなどがあります。
また、現在のブロックチェーンは1つのネットワーク、1つのレイヤーとなっています。しかし、将来的にはブロックチェーンは異なるレイヤーで構成されていくでしょう。これは、後に信頼されたネットワークとして認識されるブロックチェーンになります。同じことがスマートシティにも当てはまります。オフチェーン業務は、ブロックチェーン上で、他業種での商取引、金融取引、ヘルスケアなどの非常に詳細な商取引を可能にします。

 

暗号通貨の価格について

:私はビットコインの将来価格について当面楽観的ですが、暗号通貨の将来価格についてはどう思いますか?

Patrick:ビットコインの価格に特にコメントはありません。価格は暗号通貨の市況によって異なるからです。しかし一般論を申し上げると、私は人々が通貨の価値を再考することを願っています。「自分のスマホにブロックチェーンアプリケーションをダウンロードしている」と言う将来になってほしいと思っています。暗号通貨の価格の問題は金融市場に近いので、別問題です。

:その点については理解していますが、暗号通貨市場の時価総額はCEOや投資家にとって重要です。現在、Qtumの市場価値は約2兆ウォンです。将来的にどのように市場価値を高めることを考えていますか?

Patrick:私はあらゆる市場の価値を発展させることと同じだと思っています。価値という観点で言えは長期的な視点に立ってどのように評価するかに焦点を当てています。同じことがブロックチェーン業界にも当てはまります。将来性のある業界ですから将来の価格変動を予測するのは難しいと思います。
シリコンバレーに私と関係のある先生がいます。過去ビットコインの価格を正しく予測していましたが、彼であれば再び良い予測をすることでしょう。

おわりに

:今年6月末までに、上海のMBA生と一緒に、パスワードの話題で中国を訪れる予定です。その時に再度訪問してもよろしいでしょうか?

Patrick:はい、ぜひ。

:最後にブロックメディアに対するコメントがあればお願いします。

Patrick:このようなインタビューの機会をいただきありがとうございます。多くの人々がこの長期的な価値を持つブロックチェーンと暗号の技術的側面にもっと関心をもっていただけたら幸いです。
また、Qtumに興味がある方は、QTUM公式ページにあるQtumのドキュメントや技術ガイドラインなどをご覧ください。

(以上)