羊ノブナガの仮想通貨ブログ

1991年生まれ。2014年に仮想通貨投資を始めました。

PoS通貨の可能性ー田中氏のPoS理論をもとに

どうもー。ノブナガです。

 

今日は前回に続いてPoS通貨について考えていきたいと思います。

(前回の記事はコチラから)

youdan.hatenablog.com

 

前回の記事ではPoS経済圏では①格差が拡大すること、②PoW通貨に比べて流動性が低いこと、③PoSではデメリットが語られにくいことを記事にしました。

今回は前回の議論をもとに私がPoS通貨をどのように考えているのかを記事にしていきます。

 

結論から述べるとほとんどのPoS通貨に将来性はないが、一定の条件を満たせば成立する可能性もある、と考えています。

 

 決定的な流動性問題

前回の議論で問題点として挙がった「格差が拡大すること」については、そこまで大きな問題にはならないでしょう。格差が拡大することに違和感を抱き、それで使用を辞めてしまう人が多いとは思いません。 

 

問題は「流動性が低い」こと。私はこれがPoS通貨の決定的な弱点だと思います。

 

少し横道に逸れますが、機関投資家などの大口投資家は多くの場合、流動性が確保されていることを市場参入の条件にしています。東証一部レベルの流動性がないと投資できないという機関投資家もあるくらいで、暗号通貨市場に機関投資家がなかなか参入できなかったのは、流動性問題があったからに他なりません。

 

PoS通貨にはこの流動性問題をクリアすることがPoW通貨に比べて難しいのではないか、と考えています。 

 

ただし、この問題を解決することが絶対に不可能かというと、そうではなく(かなり厳しいですが)一定の条件を満たせばPoS通貨も成立可能だと思います。

 

流動性問題を克服する条件

条件①:継続的な実需が発生すること

 この流動性問題を解決するのは、いくつかの解決法しかないと思われます。そのうちの一つがPoS通貨に継続的な実需があること。

 

実需とはここでは生活に必須なレベルでの需要と想定しています。

たとえば某国の電気代の支払いはPoS通貨でしか受け付けない、となればその通貨を使用せざるを得ないでしょう。(まあ、そんなことをしたらその電力会社は潰れると思いますが)

 

このような実需があれば、その国の住民はPoS通貨を買わざるをえない(=継続的に需要が発生する)ため、通貨として生き残る可能性があると思います。

 

注意:ICOは実需とは言えるかは微妙

誤解すべきではないのは、ICOは実需とは言えるかは微妙だということ。所詮、ICOとは投資マネーにすぎません。投資マネーは投資家しか呼び込みませんので、継続的な需要発生と呼べるかはきわめて疑問です。

 

もちろん、ICOプラットホームになれば無意味とは思いませんが、実需にはかなわないと言うのが私の見方です。

 

条件②汎用的な利用が可能であること

先の例で言う某国での電気代の支払いのみでしかその通貨が使われていないような場合、継続的な需要発生には限界があります。特定の用途のみでしか使えない通貨は一時的に利用者が増えても、その後頭打ちになってしまうからです

 

しかし、用途の対象が幅広くなれば、議論は別です。たとえば、A国のすべての物品の購入にそのPoS通貨が利用できるという(第2の法定通貨のような)レベルで普及すれば、その通貨が欲しいという人は継続的に発生するでしょう。

 

言い換えれば、汎用的な利用が可能な通貨であることが、PoS通貨が成立する条件の1つだと思います。

 

 

まとめ

まとめます。PoS通貨が成立する条件として、①継続的な実需が発生すること②汎用性な利用が可能であることを挙げました。

 

私の解釈では、上記2条件を満たすPoS通貨は現在のところ存在しません

ほとんどのPoS通貨にとって条件①②は大変厳しい条件です。条件を満たすことができない通貨がほとんどでしょう。

 

ですが、将来的に考えれば、条件①②を満たす通貨が出てきてもおかしくありません。私が期待しているPoS通貨があることも事実なので、最後にそれを紹介したいと思います。

 

おわりに:将来的には成立するかもしれないPoS通貨

①Omise GO(OMG)

期待できるPoS通貨の代表はOmise GOですもちろん現状ではインフラとはとても言えず、厳しいでしょう。

ただし、Omise GOがEUにおけるユーロのような、東南アジアの基軸通貨のような通貨になれば、PoS通貨として成立可能だと思います。

今後の開発・普及次第では成立可能性もなくはないのかな、と思っています。

 

追記(2017.12.03)

下記のインタビュー記事を見てやはり厳しいだろうな、と思いました。PoSのステーキング収入で資金繰りしているのは健全とは言えません。このような資金繰りをしてしまうと利用者より保有者を優遇する戦略になってしまい、結局条件①②に結びつかないからです。

Omise Open House レポート - ICO追っかけ女子大生日記

 

②イーサリアム(ETH) 

現在イーサリアムはPoWですが、PoSへの将来的な移行が検討されているので、候補として挙げておきます。もしイーサリアムのワールドコンピュータ構想が成功すれば、PoS通貨として成立するでしょう。

 

 ワールドコンピュータ構想については日本語の情報が少ないのが現状です。なんとなく雰囲気をつかむのには下記がオススメです。

本当によくわかるイーサリアム入門 | ビットコイン研究所

 

③Quantum(Qtum)

QtumはPoSですが、ビットコインとイーサリアムの長所を取り入れた通貨で、モバイルプラットフォームに強いプラットフォーム通貨です。すでにモバイルアプリが複数ローンチしており、イーサリアムで開発が難しいモバイル市場においてはQtumが独自の地位を築く可能性があります。そのため、PoSが成功する可能性があると言えそうです。

QTUMが将来有望だと思う3つの理由 - 羊のぶながの仮想通貨日記

 

 

私からの意見は以上です。ありがとうございました。

 

 

仮想通貨の口座として、Zaifは開設しておきましょう。

Zaifの登録はこちらから

 

 Zaifの開設記事を書きました。

 Zaifはサブ口座として開設しておこう - 羊のぶながの仮想通貨日記

 追伸

*上記で挙げた2通貨は、あくまで開発者の思惑通りに考えた(楽観的見通しに立った)場合ということを最後に付言しておきます。